以前、ひょんなことからアラビア語を勉強してみたいという気持ちが芽生えたことがありました。
そのひょんなことというのは本当にひょんなことで、たまたま友人が連れてきていた外国人がアラビア語を話していたのがかっこよかったというだけです。
まるで小学生のような理由ですが、アラビア語というのは他の言葉にはあまり無い独特の発音があったり、何よりアラビア語を話しているというのは他の人とは違うという妙な差別化意識が芽生えて、とても魅力的に感じたんです。
アラビア語をマスターするには、まずはアラビアのことを知ることが必要だと思ったのでアラビアの文化を身につけようとしたり、料理をたくさん食べてみたりと色々試してみたものの、結局のところは文化を学ぶだけ学んで満足してほとんど話せるようにはなりませんでした。
話せるようになった言葉といえば自分が気に入った料理の名前ぐらいです。
結局アラビア語を身につけたとしても、それが役立つ場面というのは日本国内においてはほとんどなく、自分からアラビア語圏内に行くしかないというのが途中でやめてしまった大きな理由でした。